高級車をお持ちの方の悩みの種、それは維持費が高いことだと思います。
高級車に限らず、車の維持費は安く抑えられるに越したことはありません。
私は節約して投資資金を増やそうとしているので、高級車を所有することは不合理なのですが、好きな車に乗るのが唯一の趣味といっても過言ではないので、高級車の維持費がかかるのは仕方がないと考えています。
ただ、その高級車の高い維持費は、工夫次第で節約することができます。
安く抑えるのであれば、「高級車に乗らない」か「維持費が安い車(≠好きな車とは限らない)に乗る」しかありません。しかし、維持費の高さで乗りたい車をあきらめるのは、私にとって本末転倒です。
そのため、私はこれまでずっと高級車の維持費を節約する方法を考えてきました。
結論、高級車の維持費を大幅に節約することは非常に難しいです。
ですから、私は車の維持費を節約するだけではなく、「エニカ(Anyca)」を利用して毎月2~3万円程度の収入を得ています。
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このように節約以外の方法も考えて、高級車の高い維持費を賄うようにしているわけです。
本記事はひとまず、高級車の高い維持費をできる限り節約する方法を書きます。高級車の維持費が高いことにお困りの方に、最大限節約できる維持費についてご確認いただければと思います。
では、いきましょう!
高級車の維持費はけっこう高くつく
高級車を買った方、これから買う予定の方など、いろんな方が本記事をご覧になっているかと思いますが、みなさん高級車の維持費には悩まされるのではないでしょうか?
当然のことながら、高級車は購入時だけでなく、日々乗っている間にも維持費がかかります。そして、その金額は多くの場合バカにできず、家計を圧迫する要因になります。
車を購入すると、たとえば1.5リッターの中程度の車を買うとすると、
- 本体価格 200万円
- 駐車場代 2万円/月
- 車両税/重量税 3.45万円/2年
- 自動車保険(自賠責保険/任意保険) 2万円/年
などが必要となります。
10年で1台償却していくとして、ガソリン代や修理代を加味しなくても総額470万円です。車本体の価格がそこまで高くなくとも、維持費だけでも270万円(1年で30万円弱)かかります。
購入時にかかる車の本体価格がどれだけ安く抑えられても、維持費が節約できなければ結構な負担になるわけです。
中型の車であればまだしも、高級車ともなると本体価格だけでなく上記の維持費はさらに高くなります。高級車を買うのであれば、維持費をきちんと計算して購入するべきですし、購入後も維持費が高くならないように気を付ける必要があります。
以下から、高級車の購入後にかかる維持費と、その節約方法について書いていきます。
高級車の維持費は節約するのが難しい
高級車の主な維持費と、その維持費を節約できるかどうかを表にしてみました。
維持費の種類 | 節約の可否 |
---|---|
維持費その1:自動車税 | 不可 |
維持費その2:車検代 | 可(一部) |
維持費その3:自動車保険 | 可 |
維持費その4:自動車ローン | 可 |
維持費その5:駐車場代 | 不可 |
維持費その6:ガソリン代 | 不可 |
維持費その7:メンテナンス費 | 不可 |
洗い出して見ると、高級車にかかる維持費はけっこう多いものです。
そして、結論から申し上げると、高い維持費を節約できる方法は限られます。しかし、その限られた節約方法を徹底することが、維持費の削減につながります。
それぞれの項目を見ながら、維持費が節約できるポイントを探してみましょう。
維持費その1:⾃動⾞税
⾃動⾞税は、毎年4⽉1⽇時点での⾞の所有者に対して、その⾞の排気量に応じてかかる税⾦です。
普通自動車の場合、自動車税は以下の通りです。
排気量 | 自動車税額 |
---|---|
総排気量1リットル以下 | 29,500円 |
総排気量1リットル超・1.5リットル以下 | 34,500円 |
総排気量1.5リットル超・2リットル以下 | 39,500円 |
総排気量2リットル超・2.5リットル以下 | 45,000円 |
総排気量2.5リットル超・3リットル以下 | 51,000円 |
総排気量3リットル超・3.5リットル以下 | 58,000円 |
総排気量3.5リットル超・4リットル以下 | 66,500円 |
総排気量4リットル超・4.5リットル以下 | 76,500円 |
総排気量4.5リットル超・6リットル以下 | 88,000円 |
総排気量6リットル超 | 111,000円 |
残念ながら自動車税は節約できない維持費です。高級車を買ったら必ずかかるものとして認識しておきましょう。
高級車であれば排気量が大きいことが多いので、節約するのは難しくなります。
余談ですが、もし高級車を手放すのであれば、3月末までに手放すようにするのが賢明です。3月末日までに所有権を移転してしまえば、自動車税がかからないからです。
維持費その2:⾞検代
いわゆる車検も、高級車の維持費の一つです。
⾞検とは「⾃動⾞検査登録制度」のことで、許可が出なければ公道を⾛る事ができません。高級車か否かにかかわらず、新⾞購⼊の場合は初回は3年後、その後は2年に一度、車検を受ける必要があります。
「法定費⽤」「検査費用」「整備費用」の合計が⾞検にかかる費⽤です。整備の内容にもよりますが、こちらも高級車だと高くなりがちで、私の場合だとおおよそ10万円前後かかっています。
この維持費については、一部節約が可能で、一部が不可能です。
1.法定費⽤
法定費⽤とは⾃賠責保険と重量税と印紙代で、必ずかかる費⽤です。
自賠責保険は強制保険とも呼ばれ、車の所有者に加入が義務付けられています。加入しないと車検を通せません。
法定費用は車検を行う業者によって保険料に違いがありませんので、節約は不可能です。
ちなみに、その状態で一般道を走行すると、1年以下の懲役または50万円以下の罰金、および違反点数6点が付加されて一発で免許停止処分になります。
2.検査&整備費⽤
車検を受けて整備すべきものがないか検査し、問題があれば整備を行います。車に問題があった場合は、車検を通せず⾞に乗る事ができません。
この検査&整備は主に、ディーラーやガソリンスタンド、カー用品店、町の整備⼯場、車検専門店などに依頼します。
この時にかかる費⽤は、(少額ですが)節約は可能です。複数の店舗で見積もりを取り、安いところを選ぶことで節約できます。
なお、高級車の場合は特にディーラーに依頼すると費⽤は⾼くなるので、維持費節約の観点では避けることがオススメです。
法定費用は節約できませんが、車検を行う業者をしっかり選ぶことで高級車の維持費節約につながります。
つまり、高級車の車検代については、自動車保険は節約することが可能といってよいでしょう。
維持費その3:⾃動⾞保険料⾦
車の保険には二種類あります。
- 自賠責保険(強制保険)
- 自動車保険(任意保険)
「自賠責保険」は、前述の車検のときに支払うものなので、ここで書くのは任意保険の方についてです。
任意保険は加入必須ではありませんが、高級⾞を買ったら必ず⼊っておきたいところです。
なぜなら、自賠責保険で保障される保険の範囲では、事故が起きたときの補償が小さいからです。高級車で何か大きな事故を起こしてしまった場合、相手の車が高級車であっても、自身の車が高級車であっても、修理代は高くつきます。そのため、任意保険に入っていないと、多額の借金を背負うことになります。
維持費はできるだけ節約しやすいところではありますが、任意保険への加入自体は節約しない方がよいでしょう。
ただし、保険会社各社の保険料は、似たような補償でも異なります。高級車に乗るときは保険を見直してみると、案外安く収まったります。
したがって、高級車の自動車保険は節約することが可能です。
維持費その4:⾃動⾞ローン
高級車本体を購入する際は、⼀括購⼊か自動車ローンを組むかのどちらかを選ぶ必要があります。⼀括購⼊できる現金があればよいのですが、多くの⽅は自動車ローンを組んで購入するでしょう。その場合、毎月の返済額は維持費と捉えるのが妥当でしょう。
あまり深く調べずに金利の高い⾃動⾞ローンを組んでしまうと、毎月の返済額(維持費)が高くなってしまいます。
そのため、自動車ローンを選ぶことは、維持費の節約になります(すでに高級車を購入してしまった場合でも、自動車ローンの借り換えは可能です)
維持費その5:駐⾞場代
⾞を停める駐⾞場(土地)がない場合、⽉々の駐⾞場代もかかります。こちらも避けられない維持費です。
駐車場の価格は都心であれば2~3万円、高いところだと1Rマンションの家賃のような価格のところもあります。また、出先のコインパーキングも積み重なるとバカにならない金額になります。
高級車に限らず、車を購入すると同時に車庫証明が必要になるので、駐車場を確保しないという選択は取れませんので、駐車場代を節約するのは難しいです(下述する方法で駐車場でお金を稼ぐことはできます)
維持費その6:ガソリン代
高級車にかかるガソリン代も、主な維持費の一つです。
高級車であっても、土日だけ乗る場合はガソリン代はそこまで高くなりませんが、平日も⾞に乗って仕事に使ったりすると、排気量が大きな高級車のガソリン代は結構かかります。
節約するのであれば、できるだけ安いガソリンスタンドを探して給油することくらいしかありません。
したがって、ガソリン代の節約は不可です。
維持費その7:メンテナンス費用
高級車の維持費で案外見落としがちなのが、高級車のメンテナンス費用です。
定期的に交換しなければならない消耗品と、その金額はおおよそ以下の通りです。
交換部品 | 交換時期 | 1回あたり料金 | ||
---|---|---|---|---|
軽自動車 | 小型自動車 | 大型自動車 | ||
エンジンオイル | 半年に1度 | 2,500円 | 3,000円 | 3,500円 |
オイルエレメント | 1年に1度 | 1,500円 | 2,000円 | 2,500円 |
ワイパーゴム | 半年に1度 | 2,000円 | 3,000円 | 4,000円 |
ブレーキオイル・パッド | 2年に1度 | 10,000円 | 15,000円 | 20,000円 |
タイヤ | 3~4年に1度 | 40,000円 | 55,000円 | 70,000円 |
※金額は車種やお店によって異なります。あくまで目安としてご覧ください。
他にも、高級車特有の故障や部品交換などでメンテナンス費用がかかる場合があります(特に高級外車)。そして、高級車の場合、上記のような消耗品よりも、そういった高級車の部品の費用が一番高いと思います。
ここまでお伝えしてきた高級車の維持費が中型車の1.2~1.5倍だとすると、こうした部品交換などの維持費は1.5~3倍近くになることも覚悟しておいた方がよいです。
そのため、メンテナンス費用を計画的に節約するのは難しいでしょう。
ただし、高級車とはいえども、ディーラー以外にメンテナンスをお願いすることで工賃自体は抑えられる可能性はあります。高級車を維持したいのであれば、ディーラー以外の車屋さんと懇意にしておくとよいでしょう。
以上、高級車に関する、主な維持費と節約の可否でした。
ここからは、高級車の維持費をいかに節約するかについて書いていきます。
高級⾞の維持費を節約する⽅法
上記でお伝えした通り、高級⾞の維持費は節約することは難しいものが多いです。
維持費を大きく節約する方法は、「高級車に乗らない」か「維持費が安い車(≠好きな車とは限らない)に乗る」しかありません。
しかし、上記の維持費を少しでも節約していくと、長期に渡ると⼤きな節約になる場合もあります。
高級⾞の維持費を節約するのは面倒ですが、できるだけ手間にならない範囲でしっかり節約していきましょう。
クレジットカード支払いで節約
高級車の維持費に限りませんが、クレジットカードで支払って得たポイントやマイルの分節約になります。
- 自動車保険
- 高速道路の利用料金
- ガソリン代
- メンテナンス費用
など、クレジットカード支払いが可能な維持費については、できるだけクレジットカードで支払うべきです。
高級車の維持費は額が大きいので、還元率の高いクレジットカードで支払うほど節約になります。
REXカードや楽天カードなら還元率が高く、高額になりがちな高級車の維持費の節約になるでしょう。
■⾃動⾞税もクレジットカードで節約
⾃動⾞税は県単位で徴収されています。
実は、自動車税の⽀払いがクレジットカード払いできる県があります。ご自身の県がクレジットカード払いに対応しているか、ぜひ調べることをオススメします。
⾞検代を節約
自賠責保険など法定費用は節約できませんが、検査自体は節約することが可能です。
検査の内容に違いはないですから、複数の⾞検業者の見積もりを見て最安値で受けることは維持費の節約になります。
私は毎回、楽天車検で見積をとっています。加盟店数No.1なので最安値が見つかりやすく、また楽天ポイントももらえるのでおトクです。
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ローンの⾦利を節約
自動車ローンを組むと、当然のことながらローン会社に金利を払う必要があります。
本来⼀括で払えば金利を⽀払わずに済むものなので、できれば金利は払いたくはありません。
また、購入の前後を問わず、自動車ローンの借り換えはできますので、借り換えの見積もりをするのは一助です。
なお、購入後の方はどうしようもありませんが、購入前であればオススメしたいのが親族内ローンです。家族/親族内でお金を借りれば外にお金が出ていかない分、家族の家計全体を見ると損することはありません。人によっては、無金利で貸してもらうことも可能でしょう。
ただし、家族/親族とはいえ信⽤でお⾦を借りることになりますし、それが高級車の購入のためともなると、ちゃんと返済をしなければ信⽤を失います。しっかり計画的に返済しましょう。
ちなみに、私は現金をほぼ持っていないので、車を買うときは奥さんからお金を借りています。しかも金利も払っています(そのため維持費削減にはなっていません(涙))
⾃動⾞保険を節約
自賠責保険については節約不可能ですが、任意保険については節約可能な維持費です。
任意保険は、保険会社ごとに保険料が異なります。
たとえば「おとなの自動車保険」は年齢が高い方が安くなるように設計されていますし、インターネット通販型の⾃動⾞保険は、全体的に安くなるように設計されています。
CMなどで示されている例の多くが、安くなる条件(30代以上、排気量が小さいコンパクトカー、ゴールド免許など)で提示されています。そのため、高級車で実際に契約したところでCMのような価格になることはまずありません。
しかし、自身に不要な特約を外したり追加したりして、適切な保険会社を選べば、年間3万円ほど安くなることもあります。
複数の保険会社の見積もりをとるのは少々面倒ですが、高級車の維持費を節約するためには、自動車保険の見直しは必ず定期的に行うべきです。
私は少なくとも3年に1回は、自動車保険一括見積もりサービス(無料)で見直しています。
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ここまでは、高級車の「維持費を節約する」方法を書いてきました。
結論、高級車の維持費を大きく節約するのは難しいです。
そのため、以下で(少し主旨が異なりますが)所有する高級車を使って、「維持費を稼ぐ」ことを考えたいと思います。
高級車の維持費を節約ではなく稼ぎにいく
繰り返しになりますが、高級車の維持費を大きく節約するのは難しいです。
一方で、維持費を節約できない分、むしろ「高級車を使って維持費を稼ぐことはできないのか?」というのが、ここでお伝えしたいことです。
以下が、そのアイデアです。
個人間カーシェアで高級⾞を貸して節約
維持費を節約する⽅法ではありませんが、自分の高級⾞を他の⼈に貸し出して収入を得るのも一手です。
維持費を高くなりがちな都心であればあるほど、また観光地が近い地方では需要が多いので、高級車の維持費節約にはもってこいのサービスです。
実際、私も個人間カーシェアサービス「エニカ(Anyca)」を利用して、自身の高級車を貸して毎月2~3万円程度の収入を得ています。ですから、感覚的には「駐車場代と自動車保険を払わずに、自分の好きな高級車に乗っている」という感覚です。
自分の高級車を他人に貸し出すことは、最初は不安がありましたが、エニカのサポート体制や安全・安⼼への取り組みは結構しっかりとしているので、安心できます。
ご興味のある方は、以下記事をご覧ください。
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駐車場を貸して節約する
駐車場代は必要不可欠なものなので、節約は不可能な維持費だと上述しました。
とはいえ、駐車場は月々の維持費の中では大きな存在です。なんとか節約する方法はないでしょうか?
そういった方には、高級車のシェアに加えて「駐車場シェアする」ことをオススメします。
空いている時間に、自身の駐車場を貸し出せば、その分節約になります。
持ち家の方はもちろんのこと、駐車場を借りている場合でも大家さんがOKと言えば貸し出すことは可能です。
ご興味のある方は、以下記事をご覧ください。
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以上、高級車の維持費を直接節約するのではなく、稼ぐことで節約する方法についてでした。
⾞の維持費を節約する⽅法 まとめ
高級車の維持費を大きく節約することは、結構難しいです。しかし、
- 節約の金額は少額でも長期に渡ると、維持費の節約効果は大きい
- 自身の高級車や駐車場を活用し、維持費の節約に貢献することができる
高級車の維持費は、シンプルに節約するだけでなく、節約する以外の方法でも結果的に節約できる時代です。
ただ安く抑えるのであれば、「高級車に乗らない」か「維持費が安い車(≠好きな車とは限らない)に乗る」しかありません。せっかく高級車に乗る(ほしい高級車がある)のですから、自分の好きな高級車に乗ることに妥協したくないですよね。
私は、できる範囲で維持費は節約し、できればその高級車を使って維持費を稼ぎ出すことを考えた方が良いと考えています。
維持費に負けずに、自分の好きな車に乗りましょう。